「よく噛む」ってことが思ったより大事だった
食事をする時に「よく噛むこと」はとても大事だと今まで何度も聞いたことがあるが、「典型的な早食いタイプ」の僕はそれがなかなか習慣化できずにいた。
「よく噛むことのメリット」
①早く満腹感を得られる=「肥満」の予防になる
「噛む」という行為は、脳の満腹中枢が刺激されると言われている。繰り返し噛むことで「もう食べ物は必要ない」という信号が脳から出ることに繋がるのだそう。
早食いをする人は、満腹感を得るのが遅いため、本来必要としている量よりも多くのカロリーを摂取してしまう。これが「肥満」に繋がるのだ。
②ストレス解消
咀嚼(噛むこと)には緊張を和らげてストレス解消を促す効果もあるといわれており、脳に良い刺激を与えることにもつながる。よく野球選手が試合中にガムを噛んでる姿を見かけるがそれも緊張(ストレス)の緩和のためなのだろう。(個人的にあまり良い見た目だとは思わないけど・・・笑)
③小顔効果
よく噛んで食べるということは、顔の筋肉を数多く使うということだ。そのため顔の引き締めや小顔効果も得ることができる。たしか前にシルク姉さんも言ってた気が・・・笑。
④虫歯予防
よく噛んで唾液をたくさん分泌することで、菌を洗い流して虫歯を予防してくれる効果もある。だから僕は定期的に虫歯に苦しめられるのか・・・。
⑤睡眠の質が上がる
これが一番ありがたいかも(笑)。よく噛むということは、食べ物を口の中で細かくして唾液(に含まれる消化酵素)とよく混ぜ合わせるはたらきがあり、消化を助ける効果がある。
ということは食べたものがより消化しやすい状態で胃腸に送られるため、よく噛んで食べることは消化管に余分な負担をかけずに食べものを消化することができるのだ。
普段の睡眠の役割としては、身体的な点では筋肉の休息と内蔵の休息が目的である。これのどちらかが激しく疲れていたりしたら、もう一方の休息の効率はグンと下がってしまう。
よって消化管に余分な負担がかからないということは、筋肉・内蔵両方の休息がしっかりできることに繋がるので、結果として睡眠の質を上げることができるのだ。
⑥免疫力が上がる
口内の唾液にはカタラーゼ、ペルオキシダーゼ、スーパーオキシダーゼといった酵素が含まれており、それらには抗酸化作用がある。よく噛んで唾液が多く分泌されると、体内で発生する活性酸素を除去してくれる効果があるのだ。それにより腸内細菌の活動も活発になるため免疫力が上がることに繫がる。ガンの予防になるというデータも!
どうやって習慣化する??
とはいえ、今まで噛む意識をつけてこなかった人が習慣づけるのは思ったよりうまくいかない。よく噛む回数として目安にされているのは「30回」だが、僕の普段の噛む回数を数えてみるとおおむね10〜15回ぐらいしか噛んでいなかった。こりゃまずいなと(笑)
そこで30回噛もうと思って食べるが、途中で喉が勝手に食道に流しやがる・・・(笑)
要は「勝手に飲み込む」ってこと。
どうしようかと考えた結果、この飲み込む問題は「食べ物を前歯ゾーンで噛むようにする」という方法で 解決した。
個人的には習慣化のためには「口に入れる量を少なくする」というやり方がオススメ。一度に口いっぱいに入れてしまうと、その一部は大して噛まずに飲み込んでしまうことにつながるのであまり良くないかなぁと。
僕はよく噛む習慣を意識して1〜2週間になるが、ここのところお通じが良くなった感をとても感じている。元々悪かったわけではないが、なんかこう「スムーズに出る」というか。。
付け加えて・・・
上に書いたように「噛む」ことのメリットはたくさんあるが、これらは「何も食べていなくても効果がある」ということを覚えておこう。つまり「噛む動作をするだけ」でも唾液の分泌量は上がり、虫歯の予防やストレス解消になるのだ。
ただ噛むだけでこんなメリットがあるならとても簡単だしとてもエコで経済的だな〜と思う。
僕自身もまだまだ習慣化の途中だが、ダイエットやストレスなどに困っている人にはとてもオススメな習慣だ!