「うつ」は食べ物が原因だった! by溝口徹【書評】
どもー、ジョコです!
会社の仕事とWebライティングであわあわしてます。
なんとかひと段落ついた(てことにしとく)ので最近読んだ本について書きます。
ブックレビューなんて久々だな。
今回はこちら、
『「うつ」は食べ物が原因だった!』
この本を知ったのは、低血糖症について調べていたときのこと。
ボク自身たまにお腹が空いた時に冷や汗が出たりすることがあって、これって低血糖症なのかな?と思いネットで情報収集をしていると、この本に低血糖について詳しく書いているという口コミを見たので、すぐにポチったという感じ。
あんまりガッツリまとめすぎるのもしんどいので、備忘録も兼ねてざっくり簡単にまとめていくよ!
「うつ」のほとんどは脳の栄養不足!?
「薬でもカウンセリングでもない方法で、心の不調を改善できる」
この一文で始まるこの本を書いたのは、溝口徹先生。
精神疾患など多くの疾患を栄養学的アプローチで治療にあたる栄養療法(オーソモレキュラー療法)の分野では有名な先生らしい。
うつ病っていうと日本だけで100万人以上の患者がいる精神疾患だけど、その原因の多くは食事にあるんだぞ!ってのがこの本が主張してること。
そう言われて考えてみると、ボクも食事をインスタントなものとかで済ませた時にはなんとなくだるいというか、身体も重いしいろいろとやる気にならない感じになることがあったなぁ〜なんてことを考えながら、この本を読み始めた。
うつ病治療のデフォルトは複数種類の「投薬治療」!
まぁそんなイメージしますよね。
うつ病に限らずなんらかの病気で病院行ってる人って、病院からこれでもかってぐらいの薬を渡されて巾着袋みたいなのに入れて持ち歩いてるイメージ。
うつ病なんかだとその傾向がより顕著らしくて、本書で出てきてる何人かの患者さんの話でも、十数種類の薬を毎日飲んでたみたいなエピソードが出てきます。
でも溝口先生いわく、精神疾患の原因は栄養素不足による脳内神経伝達物質のバランスが崩れることだから、不足している栄養素を補給すればうつ病などは大きく改善できるそう!
そして栄養素の中でも特に大事なのが、神経伝達物質の材料であるタンパク質!
その中でも脳内でセロトニンの材料になるトリプトファンを含んでる動物性タンパク質を積極的に摂取することが特に大事なんだそうで。
(セロトニン・・・神経伝達物質の中の「調整系」にあたるやつ。主に人の気分を良い感じに保つ役割をしてる物質ですね。)
肉とか魚なんかの動物性タンパク質を食べると太ると思って、大豆系の植物性タンパク質を摂るようにしてる人もいると思うけど、植物性の方はトリプトファンの量が少なくて、必要量を摂ることが難しいんですね。
だから心の不調を抱えてる人なんかは特に、もっと堂々と肉とか食べまくればいいんですよ!
そしてもう1つ、タンパク質をもとにして神経伝達物質を作る過程の反応ではビタミンB6が重要になります。
(ビタミンB6についてはグリコさんのページ貼っときますので(ビスコ好きなんで)見てみてくださいね)
要するに
動物性タンパク質+ビタミンB6をどんどん摂って、興奮系、抑制系、調整系(このへんは本の中の説明見て!)の脳内神経伝達物質をバランス良く生成していく。
これが栄養学的・科学的に精神を安定させるためにめっちゃいい方法だよ!ってことを教えてくれます。
低血糖対策には低GI値食品を!
字のごとく血糖値が低くなってしまう低血糖症。
逆に高くなってしまう糖尿病とともに「血糖調整異常」として表裏一体のようなもの。
要は血糖値の上がり下がりが激しすぎんだよ!ってことなんだけど、 このへんの対策としてはGI値が低い食事をするように心がけること!
(GI値の詳細については大塚製薬さんのサイトに助けてもらいましょう)
例を挙げると、
白米→玄米or胚芽米
パン→全粒粉パンorライ麦パン
うどん→十割そば
のようにGI値の低い食品を選んで食べるようにします。(特に主食だね)
精製されたものはまずだめですね。
白米もパンも昔から大好きなんだけどな〜。
まとめ:やっぱり人間は食べたもので作られてるんだ
前に他の本でも読んだけど、ボクたちは日々自分で食べたもので作られている。
そしてそれは身体だけじゃなくて、心においてもおんなじなんだってことが今回わかった。
なにか漠然とした不安を抱えてる人、毎日ダルくてやる気がなかなか出ないなぁ〜って人。
いろんなストレス解消法があると思うけど、そんな精神的な悩みの解決策の1つとして普段の食事=栄養を見直してみるってのも是非オススメですよ!
では!
「うつ」は食べ物が原因だった! (青春新書INTELLIGENCE)
- 作者: 溝口徹
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2009/06/02
- メディア: 新書
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